最近ではほとんどの方が浴室をユニットバスにします。
理由は掃除が楽、床や壁がタイルと比べて冷たくない、浴槽断熱があり湯冷めがしにくい、
壁・床・水栓金具・収納棚・換気扇・暖房機などの種類が豊富など、ありますが、
水も漏れに強い事も特徴の一つです。
タイル張り浴室では、タイルや目地のヒビ割れから水漏れして土台、柱などの腐食原因に
なっています。
水漏れからシロアリ被害も出ることがありますので、浴室以外の洗面所、洗濯機排水口、キッチン
なども同様に水漏れには注意が必要です。
さて、工事開始です。
解体工事前に職人が通る箇所や近くの洗面所などを養生します。
水栓金具、追い炊き配管、リモコンを取り外して解体の準備をします。
壁タイルをハツリながら解体していきます。
タイルを剥がすとモルタルと黒い防水シートが見えてきました。
黒い防水シートを剥がし更に横張りしてある貫板も取り外します。
床タイルを剥がし浴槽を取り外しました。
コンクリートの床を解体していくと腐食した土台や柱が出てきました。
解体が終わり確認すると、
腐食箇所は窓側を除く3方向の土台、入り口ドアの柱2本でした。
今回の腐食は床下から点検しても見えない箇所で、浴室タイルも見た目が大丈夫なことから、
気づきにくい箇所でした。